2004年2月26日

 
            「いのちの重み」
     

ホットワイアードで公開日記を書いていたが、1月末でお役ごめんになり、RFJで続けて書いていくことになった。
最近 私は沢山の方から、人生相談を受ける。本職はアマゾン支援をすることだが、どうも占い師にでもなった方が、適役かもしれないと思う位、様々な悩み事を相談される。私は数年前に、アマゾンの呪術師からパジェ(呪術師)のライセンスを貰ったせいか、霊感が強くなったようだ。人は迷い、傷つき、悩み、苦しむ時が誰にでもある。逃げたい、辛いと言ったところで、事柄の渦中にいる時はどうにもならない。現在この国は、年間32,000人近くが、自殺する。その大方がうつ病にかかり、生きていく事がしんどくなり自らの命を絶つときく。辛い時に”ガンバレ”というのは酷なことだ。話し相手になり、ただただ聞いてあげる。これが一番だと思う。
昨日、埼玉県にある看護学校の卒業にあたり講演会を依頼され出向いた。眩しいほどの若い女性たちの前で私は、アマゾンでの体験談を語った。彼女たちはこの学校を卒業し、医療の現場へ立つ。私は”どんなに立派な建物や、権威ある医者がいようと、大事な事は、日々楽しく、沢山の体験を重ね、心を豊かにやわらかく、強くあること”そして、アマゾンで会った看護婦ヴューマの話しをした。数年前にカヤポ族のクベンコクレ村に滞在していた彼女に、私は”今迄で、一番大変だった事って何?”と聞くと”ある時、インディオの集落で若者が猛毒な蛇のジャララカに足を噛まれたのよ。
5分で死ぬことは知っていたけど、知っての通りここには医療設備なんて揃ってないし、薬だって不足してるでしょ。考えた末に、数人に彼を押さえてもらい、ナタで足を切り落としたわよ。だって足一本と命とどっちが大事だと思う?当然、麻酔なんて
なかったわよ”頭ではわかっているが、行動に移した彼女は凄い!彼女は立派な医大を出たわけでも、難しい専門の知識を持ってはいない。しかし、過酷な環境下で、経験と自らを信じる強さを持ち、人々を助けている。これこそが医療の原点だと私は思う。足一本なくなったが、この青年は彼女を命の恩人だと云っている。ヴュ−マはまた、間引きされそうになった、シャバンテ族の男の子を自分の子として育てている、優しさもある。ジャングルに住むインディオは毎日が命がけなので、自殺する者は皆無だ。人は本能的な危機感が無い状況に置かれると、自らの命を絶つのかもしれない。
うつ病の人もジャングル暮らしをすれば、すぐに治るのになあと思う。



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