2000年5月16日


 
           「こどもの育て方」
     

インディオの生活を見ていると、個人個人がきちんと独立していて、個々の尊厳がきちんと守られているなぁ。と思います。

必要以上にこどもに干渉しないというのも、きっと子どもたち自身の個性を尊重しているということもあるでしょう。

ただし、生まれたばかりの産後2ヶ月間。母と子はかたときも離れることはありません。その時期を過ぎると、今度は村の子どもたちの世界の中で育って行きます。親は遠くから眺めているといった感じ。

その年齢ごとに訪れる悩みは3歳、5歳、7歳・・・それぞれちがうはずですから、子どもたちの会話の中で、きっと大人が忘れてしまった「その年齢ならではの対処法」を学びあっているのでしょうね。

子ども時代の伸びやかで豊かな心がしっかりと根付いている社会は、とっても生き生きしているものです。個の確立が正しく成されていき、そのような子どもが大人になるのですから、当然、理にかなった社会が形成されていきます。
私達、文明社会は、子どもが大人になるというこのあたり前の事をおろそかにしているので、成人過程に起こるあらゆるティーンエージャーによる事件など、現象面でしかとらえず、その根底にある深い要因まで考えようとはしません。
実は一人一人があいまいにしている事柄の結果が「警告」という形で社会のゆがみからはみ出したものとして現れているのではないでしょうか。

インディオの目のきらきらした子どもたちの顔に別れを告げて、日本に帰ってくるとそんな気持ちになる私です。



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