Rainforest Foundation Japanホームへ特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体(RFJ) Amazon Rainforest Foundation Japan

熱帯林の現状

先住民インディオ

インディオについて

熱帯森林保護団体が支援しているシングーインディオ国立公園には18部族、約2万人の「インディオ」と呼ばれ、また自らもそう呼んでいる先住民の人々が、独自の文化系体を崩さず、貨幣経済システムをとりいれずに自給自足、狩猟採集の暮らしを営んでいます。

しかし、近年の牧場造成や鉱物採掘の開発により、森が破壊され野生生物が減少したことでインディオの人々の生活にも変化が出始めました。

近郊の開発で必然的にインディオ保護区に暮らす インディオは外部との往来が頻繁になったところもあり、一部の若者は都会に憧れ、ポルトガル語も話せず集落を飛び出し、外部との格差に耐え切れず自らの命を絶ったり、金採掘業者に訳のわからぬままサインをさせられ、労働を強いられ、挙句の果てに水銀中毒やエイズ感染で命を落とす者も現れています。

周辺の急激な環境変化にともない、インディオ社会の中に、数年後には確実に貨幣制度が導入されることが予測されます。

インディオと熱帯森林保護

先住民は焼畑を行うことがあっても、必要最小限の行為で、何万年にも渡って「持続可能な開発(sustinable development)」方法で森と共存してきました。先住民こそが「森の番人」であるということができるのです。

シングー地域においては、先住民の支援が結果的に熱帯林を守る事につながります。
生活の基盤をジャングルに置く先住民は、独自の生活文化の存続を強く願っており、その為には森の存在が不可欠なのです。

本来なら約1万5千年前からの住人であるインディオにとって、アマゾン全体が彼らの生活の一部です。
インディオ=保護という考え方自体が僭越であるとも言えるでしょう。

インディオの意識には森林を「保護」するという考え方は存在しません。
畏敬の念をもって自然と接し、共に生きているのです。
経済優先の論理にそって生きていた私達が、物質文明の限界に立たされ、豊かで便利な生活を得た代償として、同時に沢山のリスク(世界的な気象変動、オゾン層の減少、温暖化現象など)が現実にたちふさがっています。


文明という迷路から脱出するための鍵を先住民と呼ばれている人たちが握っているように思われます。
大規模な環境破壊が世界中で展開され、自然との共生のありかたを今一度認識する時期にきています。
熱帯林が全滅する前に、今こそ一人一人の意識変革(パラダイムのシフト)が必要なのです。

インディオの生活

ここでは、インディオの生活や文化などをご紹介します。

インディオの家

shuraku3.jpgこの地域は円形に家を建てます。過酷な自然状況下で人間が暮らす場合、この方法が最良であり、どこの家からも、村全体が一望できます。家の骨組みは木材を使用し、屋根は椰子で葺きます。

 

インディオ(大人)

indio15.jpgカヤポ族、ラオーニ

 

インディオ(子ども)

kodomo13.jpgインディオは子どもの社会が確立しており、大きい子どもが小さい子どもにジャングルで生きる知恵を遊びの中で伝えていきます。
大人はよっぽど危険なことがない限り介入せず、子どもの社会を尊重し、見守っています。

 

 

生活

主食は山芋に似たマンジョーカ芋を擦って粉にし、煎餅のように焼く。川辺に近い集落の人は魚を食しますが、川から遠い集落に暮らす人は猿や亀、アルマジロ、イノシシ、大ネズミなどをタンパク源として食しています。調味料は使わず、煮るか、焼くかすることが多いです。ボディペインティングは、主に儀式にて施しますが、日常的にも虫除けの効果などがあるため用いられることもあります。

 


マンジョーカの芋をする女性


魚を獲る


赤い染料:ウルクンの実


黒い染料:ジェニパポを採取した後の木の実


ボディペインティング

 

儀式・祭り

独自の文化を継承するこの地域に暮らすインディオの人々は私たち文明社会とは異なった価値観のもと、儀式を執り行っています。
支援対象地域のインディオの人たちは自然崇拝をし、精霊の宿る自然に畏敬の念を持ち、ジャングルの神々と共に暮らしています。

 


子どもの名前をつける祭り


子どもの名前をつける祭り


水の精霊さん(シャプクイアワとアトゥジュア)


穀物の精霊さん

 

インディオの工芸品

インディオの人は全て自然のものを材料として工芸品を作ります。
効率や時間を重んじずに、作るプロセスに愛を込めて完成させています。
鳥の羽根は鳥を殺さず、抜け落ちたものを使用します。