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愛すべきヴァイヴァイの旅立ち

新潟から戻ったら悲しいニュースがブラジルから
届いていた。
20年来の友であり、ラオーニを集落で支えてきた
素敵なヴァイヴァイの悲報。
頭が真っ白になり、未だ信じられない。
大柄だが温和で、パイングリをこの村に置いていけ
と言っていた彼。
彼のお家に泊めてもらい、食べ物もくれた。
ラオーニの心中いかばかりか、考えるだけで辛い。

カヤポ族はここ数年、ダム建設反対に明け暮れ、
集落の営みが乱れ、私は懸念していた。
加えて境界線での外部との諍いもあり、森の住人
たちは疲れきっているはずだ。

カヤポの神々、精霊さんたちに今は丸ごとすがりたい。
どうぞ、カヤポ族に明るい光輝く未来の道を
お示し下さい、と。
ヴァイヴァイのご冥福を祈るばかりだ。

           南 研子

本のレビュー

当団体の支援者でもある、フリーライターの片岡さんが本のレビューを書いてくださいました。
レビューはこちら

片岡さんをはじめ、色々な感想を頂いて、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。

イギリスに住まう幼なじみから、もらった感想メールに
こんなことが書いてありました。

人間はこの先もずっと争いごとを続けるし
殺し合う、そして滅んでいく中で、少しが生き残り
その少しだって同じように戦いあったりするだろうと思う。
(中略)
しかし、あや(パイングリ)はそれに対して
人間たちにあきらめず、向き合っていることが偉いと思う。

抜粋ですが、私の解釈ではそのようなことを
彼は書いてくれました。

確かにその通りなのだと思う。
語弊はあるかもしれないが、歴史を振り返れば
その確率は非常に高い。

地球にとっては、人間が滅ぼうがどうあろうが
地球と星は、人間とは別の次元で存在していく。
45億年、そうしてきた。

では、私がしようとしているこの活動は
果たして何なのだろう。
と、最近よく考えている。

色んな人間がいるし、社会のため、とはいえ
人間はみな一人で生まれて一人で死んでいく。
その中の人生でそれぞれが何かを見つけたり
見つけなかったり、とにかく淡々と彩りをつけながら
日々を過ごしていく。

となると、やはり、アマゾンに関しても
私が関わらせてもらっている私の人生のプロセスが
アマゾンという事象とリンクして
そこに引っ張って行ってもらっているような
でも、船は自分でこいでいるような。

何事も結果よりも、プロセスが大事ということに
辿りつくのかもしれないけれど
やはり、私個人の意見としては楽しくて優しい人生がいい。
でも、そうはいかないのが当たり前だから
だからこそ、何かを描くのだと思う。

本の中の私は、モチベーションをもって
何かに向き合い、考え、葛藤しているけれど
あきらめていない。

もがいても、苦しんでも
そういう生き方が、好きなんだなって思った。

あなたもお好きねぇ
凝りませんねぇ

なんて言いつつ、今年も来月末に研子さんとアマゾン視察に行きます。



staff:パイングリ

応答せよ!

<たんこのつぶやき vol.9>

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「近う寄れ、苦しうないぞ…
もうすぐだ、ほら、次元が上昇しているぞ…
すべての葛藤を捨てなさい。
自分をがんじがらめにしているのは
そなた自身の、勝手な決めつけだぞ…
そちは自由じゃ…
自由じゃ…
じゆう…じ、じじ…」

ガガガガ…
ピピピピピ〜〜〜ピ〜〜〜
混線してます!混線してます!

こちらタンコ!タンコ フロム the アース!
アララ???

オウトウセヨ!
応答セヨ!!

おかしいわ。
何か女神様のような映像が混じっているわ…。

簡単なつぶやきをしようと思っただけなのに…。

あ、電波が安定した。

気を取り直して。
2012040609.jpg
地球に暮らすみなさんこんにちは!

最近二足歩行はじめました。
たんこです。

皆さんにお伝えしたい事というものは
さほどないのですが、こうして電波に乗せて
ブログなるものでつぶやけるのは
よくもわるくも物質文明資本主義!

桜のサク頃となりました。
お花見は風邪を引くから、気をつけて。
あたしは、行かないの。
寒いから。 

特に女子の皆さん、花冷えにはくれぐれも…
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気をつけて★(ウィンク) 

こちらは私の異母兄弟!
2012040604.jpg
牡蠣です!!
大きくて美味しい子なの。

今はパイングリの胃袋ってとこで暮らしてるって
研子さんが言ってた。
どんなとこなんだろ?

また会えたら一緒にお散歩したいなっ♪
みんなは兄弟姉妹、いますか??



 staff:たんこ

PS.
あ、ぱいんぐりからの伝言、しょうがないから書くけど
相撲が好きらしいの、相撲好きをつのっているみたいですので
ま、いないだろうけど、いらしたらこちらにメールして下さい。
ま、いないだろうけどね(2回目)。 

ひとりごと

桜もボチボチ咲き始め、春らしからぬ台風もどきの
大嵐。まるで世情を表しているかのよう。

原発事故収束もままならぬ状況なのに、まだ再稼働
を望む政治家と企業。よっぽど大きなお金がからんで
いるのだろう。いつの時代も利権、権威などが人間
の本質を見失しなさせる。命あってのものだねなのに。

いよいよ人類がこの次元で生きていく限界に来ている
ような気がしてならない。では次のステージに入る
にはどんな事が大切なのでろうか。

この星のテンポに身体を合わせ、いらぬ物を削ぎ落とす
作業からはじめなければ先に進めない。など
春の風相手に独り言のようにつぶやいた。

            南 研子

嬉しいお便り

本を出版して数週間が経ちました。

私はいつも文を書くとき、だいたい何を書くかを頭でめぐらせ
筆を動かすところまで来たときは
だいぶ、進んだ、という気持ちになれます。

先日ラジオの収録に行って
私は集中にかけていた、と感じました。

本に書かれている私の想いは
私の体験から生まれて、私そのものなのですが
時間をかけ、吟味されているので
日常の感情が交差する「今」の私は
まるまる本の私ということにも行かず
言葉はバラバラと風に乗って消えていき
話すこと、書くことの違いを痛感しました。

実はとっても落ち込んで、不甲斐なくて、悔しくて
私は何をやっているんだと思いつつも
またもとの日常に埋没し、
うーん、いけてない、なんて思っていました。

そんなこんなで一喜一憂の日々の中で
本を読んで下さった方々から嬉しい便りが届き
私は救われています。

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お手紙や電話、メール。
そのひとつ一つに励まされて、心強いメッセージに胸を打たれています。

この短い期間に、ゆるりと流れる日常とはうらはらに
見えない部分で色んなことがめぐっていました。

この経験から、頭の中を整理するよう心がけ
自分の中の道筋をまた一つ、見つけることができたと思います。

世界を変えたりすることはできないけど
自分の考え方、見方を変えることで
世界の見え方は変わる。
そして、自分や社会の既成概念ほど怪しいものはない。
もっと自分を解き放って、ダメな私も前向きな私も
全部ひっくるめて、ありまのまま放置しよう、と
思うようになれたことは、大きな学びでした。

こんなことは前から研子さんが言ってくれてたと思いますが
やっと自分の中に埋めて芽を出せたかな、と思います。

それは、やはり、普段顔を合わすことができなくても
私を支えてくださっている方々の励ましやことばがあってこそ
今がある、ということに通じました。

これを体験できている私は、誠に幸せであると
感謝の念に心温まるのでした。

今後とも、未熟者ですが宜しくお願い致します。

本の自分にいつも寄り添っていられるよう
私も本と一緒に旅を続けたいです。
まだ、始まったばかり。




staff:パイングリ

PS
ちなみに私は大の相撲ファンです。
相撲好きの方、ぜひお便り下さい。


大震災から1年

昨夜のNHKスペシャルで南相馬のドキュメンタリーが
流された。ディレクターが知人で、アマゾン取材に協力
したこともあり、お知らせのメールも届いていた。
150日以上、南相馬に滞在し住人の目線でとらえた内容
は、地味だが重厚で胸がつまり、ボディーブローを
くらったような衝撃だった。

作家の津島佑子さんが「今も原発を動かしたい人たちは
、巨大な古代神に生け贄をささげ続ける神官のように
見える。その生け贄は、子どもたちの未来なのだ」
と書いていたが、正にその通り!

日本もアマゾンも経済優先の論理が暴走し、多くの人たち
はそのことにも気づかずに巻き込まれていることすら
分からず日常が過ぎた。そして今、その選択した結果が
さらけ出された。
あまりの巨大さに私は愕然とし、どう対応したらよいか
妙案はない。しかし、少なくとも次世代の夢を壊した
一先人としての、落とし前をつけなくてはいけないだろう。
一匹の蟻である自分に恥じない生き方を日々模索し、
かすかな希望を信じ行動を続けて行く。

              南 研子

末広がりの世界

<たんこのつぶやき vol.8>

Ladies and Gentlemen!!
おまっとさんです~。

かくいう私のつぶやきも八回目。
ハチ!末広がり!いとめでたし!!

ぱいんぐりが本を出版したとかしないとか。
あたしは文字なんてものは読めないのよ。
いえ、読めないんじゃないわ。

文字になんか頼るものですか!
嗅覚こそ命!!
皆の衆、嗅覚を研ぎ澄ませよ!

ま、そんなあたしの嗅覚なんて怪しいもので
この間は間違えてゴミ袋をあさってしまい
恥ずかしい想いをしたわ。

初めて心の中に「トラウマ」というものが住み着き
ここ数日、虎と馬が私の前を「あはは、あはは」って
通り過ぎるの。

どうにかしつけていかなくては…
人間はどうやってこれを乗り越えているの?
読者の皆様、教えて!
メッセージはお問合せページから送ってね♪

前置きが長くなったわ。

そう、末広がりの回ですから、あたしの夢くらい語ってやるわ。

たんこのつぶやきだって
いつか一冊の本にまとめてやるんだから。

イメージとしては、写真カタログ的な
表紙はこんな感じで…

2012030604.jpg
う~ん、あーちすちっく。

それから、こんなサービス写真も入れて…
♥こ・う・こ・つ♥
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その間にこのブログの文章を入れつつ…

こんな「耳のお掃除」的な、日常のワンショットも入れてもいいかも。

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終わりは情緒的に。
あたしとバク。
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とかね!!

ははっ!
イメージ、固まってきてるわ。

最後は詩で締めようかしら。

「ハクビシン 庭の リンゴを 持っていく
 君はだれ あたしはたんこ
 あなたの お家が 見てみたい」

今日はまるで、小春日和。

君に 春は 来たかい?





staff:たんこ

ラオーニの抗議行動 in France

2010年にサルコジ大統領がブラジリアに来たとき、ラオーニと対面しました。
そして、当時大統領はラオーニがフランスに来たら
彼を快く受け入れて話しをすると言いました。
しかし、2011年はじめ、ラオーニが向かったとき
サルコジ大統領はラオーニに会うことをしませんでした。
そのラオーニがフランスへ向かったときの短い映像です。
映像の下に全ての和訳をつけました。 


シングーのジャングルから、出発し
遠いフランスへ旅立つラオーニ。
ジャングル上空を抜けると眼下には広がる開発地。

 (エッフェル塔広場の地面に刻まれた文字を読み上げる)
人間は自由に生まれ、自由に生きる権利がある。

(紙を持って)
これは、全てのインディオリーダーが署名をした書類だ。
このダムをアマゾンに作らないという意見だ。
全てのリーダーたちが私に言う、この紙を持って行って人々これを見せてくれと。
我々インディオも人間であり、敬意を持って接せられるべきであると。
これが全てのインディオの声である。
全ての世界人類に伝えなければならない。
この紙には、全てのインディオがダムなど必要としていないということを言っている。

(サルコジとブラジルにて対面したときの映像)
通訳:大統領、こちらがアマゾンの全てのリーダーであり最も尊敬されている偉大なる長老ラオーニです。
ラオーニ:私は深く、あなたに我々の戦いをサポートすることを強く望む。
サルコジ:私はあなたを助けます。そして、あなたがフランスにいらしたときには好意とともに迎え入れます。
通訳:この計画は2010年の春に始まってしまいます。
サルコジ:私はあなたがフランスに来たらすぐに迎えます。

(再び場面はフランスに戻る)
このようにして、私はサルコジと話し、ここへ来たが彼は私を呼ばなかった。
ブラジリアで彼に会ったとき彼は私に来年、私に会うと言った。
私はここに来た、しかし今ここになぜ彼はいない?
私はフランスに来たのだ。
大統領、私はあなたと話しをしに来たのに、なぜ私と向き合わないのだ?

(フランス男性のインタビュー)
彼は最大の希望です。

(再びラオーニ)
我々も人間である。我々は大地そのものである。今、我々はただそういっているだけなのだ!

(インタビュー)
インタビュアー:今もしあなたが音で状況を表現するとしたらどうなりますか?
ラオーニ:ヒョオーー!(雄叫び)
戦いの叫びだ !

(再びラオーニ)
全てのリーダーが懸念している、私がここにきたのは
私も森、河、シングーの地域を、アマゾンの危機を懸念しているからだ。

(女性の話)
女性:アマゾンインディオの間では、私たちが、そして世界が知らない多くのことが起こっています。
質問者:この署名はそのために使われるのですか?
女性:はい、そうと思います。何か行動を起こすことで人々に気づくようにするのです。まだまだやっていかなくてはなりません。

(集会の映像)
我々はラオーニとともにある。我々はラオーニとともにある!



 staff:パイン

正式にRFJのブラジル支部を設立

この20年余り、ブラジルにおいて、支部的な
存在はありましたが、諸事情により任意団体
として活動してきました。
しかし、このたび正式にブラジルでRFJの支部として
NGOを設立することを決定しました。
大きな目的として税金の免除があります。

この責任ある仕事を引き受けて下さった人が
アリセ・長谷さんです。
団体名はFUNDACAN NASCENTE
ナスセンテとは源という意味があります。
現在、弁護士、公認会計士のプロと設立の準備を
開始し、3ヶ月後には認可されます。

今一層、気を引き締めてアマゾンの自然とその地に
生きる人、動物、植物、神々、精霊さんのお役に
立つような支援を続けていきます。

             南 研子



本を出版します。

『アマゾン、シングーへ続く森の道』
 白石絢子著、ほんの木刊、2012年
というタイトルです。
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研子さんに背中をたたかれて書き出した本です。
書き始めて2年も経過してしまいました。
本当は2011年の4月くらいの出版を目指しておりましたが
東日本大震災もあり、それからもう一度アマゾン視察に行き
結果として出版は延びましたが
内容は充実させることができたと思います。

はじめはプレッシャーで書けなくて
研子さんに「書けない」と泣いたこともありました。

「深く考えず、私に向けて書いて」
この一言は私を動かしました。

そうだ、そうだった。
私の個人的なことではなく、私がアマゾンで見て来た
その世界を、私は伝えたい。

研子さんへ日記を書きつづるように全て手書きで書き出しました。
時間を追うごとに、それはときには母へ、祖母へ、兄弟へ、友人へ
父やブラジルのアリセやインディオやあの人やあの子…
どんどんかたちを変えて、
本を手に取って下さるみなさんへ向けたものへと
形ができていったように思います。 

明日、印刷屋さんから本がホカホカと出来上がります。
私はほんの木に飛んでいって、数十冊抱えて
一番に研子さんに渡します。

そう、このときが来てしまったのです。
もしかして、涙が出てしまうかもしれません。

研子さんは「出来上がりまで読まない」を貫いたので
何にも知りません。

ほんの木の柴田さんが全てをフォローして下さいました。
姉は、挿絵と挿マンガを描いてくれました。
お目にかかったことのないデザイナーさんが表紙を作って下さいました。
でも、チラシ製作は研子さんも手伝ってくれました。
だって、美大出身ですもの、デザインはお得意です。
インディオのボディペイント柄の表紙が目印です。

こちらのページからご購入できるように整えました。 

そして、何よりも今この時も戦い続けているインディオたちが
安心して暮らせますように。
延々と続く緑が美しい姿でいられますように。
この本のエネルギーが少しでも現地に伝わりますように。

どうぞ宜しくお願い致します。

 



staff:ぱいんぐり