愛すべきヴァイヴァイの旅立ち
新潟から戻ったら悲しいニュースがブラジルから
届いていた。
20年来の友であり、ラオーニを集落で支えてきた
素敵なヴァイヴァイの悲報。
頭が真っ白になり、未だ信じられない。
大柄だが温和で、パイングリをこの村に置いていけ
と言っていた彼。
彼のお家に泊めてもらい、食べ物もくれた。
ラオーニの心中いかばかりか、考えるだけで辛い。
カヤポ族はここ数年、ダム建設反対に明け暮れ、
集落の営みが乱れ、私は懸念していた。
加えて境界線での外部との諍いもあり、森の住人
たちは疲れきっているはずだ。
カヤポの神々、精霊さんたちに今は丸ごとすがりたい。
どうぞ、カヤポ族に明るい光輝く未来の道を
お示し下さい、と。
ヴァイヴァイのご冥福を祈るばかりだ。
南 研子









